おはようございます!
HOWBEの谷川です。
今日はヒメタツナミソウのお話です!
喜界島に暮らして、何年も経ちますが、
存在は知っているものの中々見る事ができなかった喜界島にしか咲かない花。
それが、ヒメタツナミソウです。

地球上で喜界島にしか咲かない固有種でありながら、自生地は限られ、開花はわずか数日。「いつか会いたい」と思いながら、毎年の春が過ぎていく――そんな島人も少なくない。
先日、南海日日新聞にも開花の記事が出ていましたね。

世界でここだけ。喜界島の固有植物
ヒメタツナミソウ(学名:Scutellaria kikai-insularis)は、シソ科の多年草で、葉の長さはわずか5〜9ミリ。白色または淡紫色の小さな花を房状に咲かせる植物です。
学名の「kikai-insularis」は、そのまま「喜界島の」という意味。名前からして、この島だけのもの。
環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類に指定され、国内希少野生動植物種にも指定されている。 採取は法律で禁止されています。
出会える時間は、一年のほんの一瞬
この花に会えるのは、ほんのわずかな期間だけ。
開花のピークは4月中旬から4月末ごろ。南海日日新聞の記事タイトルにもあるように、「1年に数日」だけ小さな花を咲かせます。
平年は3月下旬から4月ごろにかけて開花する。この時期に島を訪れた人だけが、その可憐な姿に出会うことができます。
自生地は、滝川や城久、百之台など島内のいくつかの場所に限られている。
「人の手が入った場所」を好む、不思議な植物
ヒメタツナミソウには、おもしろい生態がある。
調査の結果、「人の手が適度に加わった場所で自生する」 ことが明らかになっている。人が管理し、草を刈り、日当たりを保つことで、この花は生きられるそうです。
一定の日当たりと湿気があり、ある程度人が手入れをしてある場所を好む。
つまりヒメタツナミソウは、喜界島の人の暮らしと一緒に生きてきた植物なのだ。集落の周縁、畑のそば、人の気配が残る場所。島の人たちが島を耕し続けることで、この花も守られてきた。
それを知ると、この花の見え方が少し変わってきます。
島を次世代に伝える取り組み
喜界町教育委員会は、ヒメタツナミソウの保護を目的とした絵本「ヒメタツナミひめものがたり」を制作し、島内の小中学校や観光施設などに配布した。
絵本の制作に関わった担当者は、「ヒメタツナミソウは人との関わりが深い植物。絵本をきっかけにみんなに知ってもらい、守っていけたら」 と語っている。
固有種を守ることは、島の文化や暮らしを守ることでもある。
エコツアーで、この花に会いに来ませんか
HOWBEのエコツアーでは、こうした喜界島だけの自然に出会う案内をしています。
ヒメタツナミソウが咲く季節(3月下旬〜4月末ごろ)に島を訪れるなら、ぜひその小さな奇跡を一緒に探しに行きましょう。地面の近くに目を向けると、世界に一つだけの花が、静かに咲いているかもしれません。
喜界島エコツアーのご予約・お問い合わせは howbe.jp から。