ABOUT US
この島には、まだ誰も知らない
「おいしい」と「物語」が眠っている。
HOWBEは、奄美群島の小さな離島・喜界島で、
島の素材と島の人の想いを、商品と体験に変えて届ける会社です。

はじめに ── 喜界島から、ごあいさつ
はじめまして。株式会社HOWBE 代表取締役の谷川理です。
周囲約48km、車なら1時間ほどでぐるりと一周できてしまう小さな島、喜界島。私はこの島で暮らしながら、島の素材を使った商品づくりと、島を案内するエコツアーガイドの仕事をしています。
このページでは、私がなぜこの島にいるのか、この島の何に惹かれ、HOWBEで何をしようとしているのかを、正直にお話しさせてください。

東京で、「伝える」仕事をしていた16年
私はもともと、㈱パルコで16年間、広告・PRの仕事をしていました。
新しいお店やブランド、カルチャーが生まれる現場で、「どうすればこの魅力が人に届くのか」「どうすれば人の心が動くのか」を考え続ける毎日。モノそのものの良さだけでなく、その裏にある物語や、つくる人の想いまで伝えられたとき、人は本当に動いてくれる。その手応えを、何度も現場で感じてきました。
島で暮らして、見えたもの
喜界島に移り住み、地域おこし協力隊として島の人たちと一緒に働きはじめて、私は驚きの連続でした。
国産ごまの多くを生産する畑があり、サトウキビから丁寧に黒糖を炊く人がいて、海水から何段階もかけて塩を作る職人がいる。種が多く酸っぱいからと、島ではあまり食べられてこなかった島みかん「シークー」の皮が、実は紅茶のアールグレイに使われるベルガモットとよく似た香りを持っていると知ったときの興奮は、今でも忘れられません。
素晴らしい素材がある。
それを守り続けてきた人がいる。
それなのに、その価値が島の外にほとんど知られていない。
東京で「伝える」仕事をしてきた自分だからこそ、この島でやれることがあるのではないか。そう思ったことが、HOWBEの出発点になりました。
喜界島という、奇跡のような島
今も隆起を続ける、サンゴ礁の島
喜界島は、サンゴ礁が隆起してできた島です。約10万年前に海の底から姿を現したと言われ、今も年間平均で約2mmずつ隆起を続けています。島を歩くと、足元の岩のあちこちにサンゴの化石が見つかり、島そのものが「生きている大地」なのだと実感します。2025年10月には、その地質や自然、歴史の価値が認められ、ジオパークとして認定されました。
小さな島に詰まった、食の宝物
このサンゴ礁由来の大地が育むのが、島の豊かな食材です。日本一の生産量を誇るごま、島の暮らしを支えてきたサトウキビ、幻のみかんと呼ばれる花良治みかんやシークーなどの在来柑橘、市場で高く評価される車海老、そして濃厚なマンゴー。小さな島とは思えないほど、食の宝物が詰まっています。
歴史と、小さな命の島
喜界島は、歴史の島でもあります。島の台地に広がる城久遺跡群は、かつてこの島が南の島々と本土をつなぐ重要な拠点だったことを物語り、琉球王国との深い関わりの跡も残っています。島にしか咲かない固有の植物、ヒメタツナミソウのような小さな命もあります。
美しい海、ふしぎな風景、守られてきた伝統と文化。喜界島は、まだほとんど知られていない、可能性のかたまりのような島なのです。
HOWBEが大切にしていること
出発点は、素材ではなく島の人との対話
シークーの可能性を島内外に伝え続けてきた生産者の伊地知さんは、いつもこう話してくれます。
「喜界島は、宝にあふれている」
有機栽培のサトウキビから純黒糖を作り続ける喜界島工房の杉俣さん。島の海水から、手間を惜しまず塩を炊き上げる荒木集落の塩職人。私たちが扱う素材の向こう側には、必ずこうした人たちの長い時間と想いがあります。
だから私たちは、素材だけを借りてくるのではなく、その背景や想いごと、商品に込めて届けたいと考えています。
島の作り手と、島外のプロの作り手をむすぶ
たとえばクラフトビール「RAKUEN GHOST」は、鹿児島県南九州市川辺町の「SANKAKU BEER WORKS」さんとの共同開発で生まれました。担当者が何度も川辺に足を運び、喜界島の素材の魅力を伝え、目指す味を一から一緒につくり上げました。
島の中だけでは形にできないことも、島の外の技と出会うことで、新しい「喜界島の味」になる。HOWBEは、その橋渡し役でありたいと思っています。
形になってきた、島の新しい「おいしい」
設立から3年半。島の素材と、島の人との出会いから、こんな商品が生まれています。
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なみうちサイダー
喜界島の天然海塩とバニラの島サイダー。「あまみ島一番コンテスト」優秀賞を受賞した、HOWBEの看板商品です。 -
RAKUEN GHOST
有機JAS認証の純黒糖とシークーを使ったクラフトビール。 -
シークーそーめん/コシキング
シークーの香りを練り込んだそーめんと、喜界島の塩で驚きのコシを生んだそーめん。 -
燻製ミックスナッツ
島のごま油や純黒糖を使った、手が止まらないおつまみ。 -
C9シリーズ
シークーが香る万能スパイスと一味唐辛子。
また、HOWBEでは島のクリエイターの作品も取り扱い、島で生まれるものづくりを応援しています。
食べる、訪れる。二つの入口から島を伝える
HOWBEのもう一つの柱が、エコツアーガイドの仕事です。私は奄美群島認定エコツアーガイドとして、島の地質、生き物、歴史を案内しています。サンゴの化石が眠る段丘、島の成り立ちを物語る風景、城久遺跡群、固有の植物。実際に島を歩くと、商品に込めた物語が、目の前の景色としてつながっていきます。
商品を通して喜界島を知った人が、いつか島を訪れてくれる。
島を訪れた人が、帰ってからも商品で島を思い出してくれる。
「食べる」と「訪れる」、二つの入口から喜界島とつながる人を増やしていくこと。それがHOWBEの目指す姿です。
HOWBEが、これからやりたいこと
私たちが目指しているのは、喜界島の名前を、日本中、そして世界に届けることです。
HOWBEの商品が全国の食卓やお店に並ぶたびに、「喜界島ってどこ?」と興味を持つ人が一人ずつ増えていく。その一人ひとりが島のファンになり、島を訪れ、島を応援してくれる存在になる。そうして島とつながる人が増えれば、島の素材の価値が上がり、作り手の仕事が続き、島に新しい仕事や挑戦が生まれていきます。
喜界島にしかない価値を、
創り、伝え、未来につなぐ。
小さな島の小さな会社ですが、本気でそれを実現したいと思っています。
最後に
このページを最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
HOWBEの商品を手に取っていただく機会があれば、ぜひその向こう側にある、喜界島の海と大地と、島の人たちの顔を思い浮かべてみてください。そしていつか、実際に喜界島にも遊びに来てください。島のどこかで、お会いできるのを楽しみにしています。
株式会社HOWBE 代表取締役 谷川 理
事業内容
- 喜界島の素材を活かした特産品の企画・製造・販売
- クラフトビールなど、喜界島の背景を伝える商品開発
- 奄美群島認定エコツアーガイドによる観光ガイド事業
- 島の魅力を発信する企画・イベント・情報発信